契約書
契約書は、企業間の取引・企業と個人の取引に欠かせない書類であり、必ず締結せねばならないもの。法律用語独特の表現や堅い言い回しなど、翻訳しづらい言葉が多数出てくるため、素人による翻訳作業は困難を極めます。スピード面・品質面どちらを重視するにしても、プロの翻訳業者に依頼するのが賢明でしょう。
契約書の翻訳とは
私達の日々の業務は全て契約書の元に成り立っています。会社に入社すれば雇用契約や守秘義務契約を結び、新しい取引先や案件が増えれば取引契約、知的所有権に対して発生するプログラム使用許諾契約、商標使用契約…などなど。当然ながらこれは海外でも同じで、新しい土地で事業を始める際には沢山の契約書が必要となります。
法務関連に精通している方以外は、たとえ母国語の契約書を読んでも意味がさっぱり分からないことがほとんどですよね。契約内容を理解できるようにするためには、単に翻訳した契約書を用意するだけでなく、要約や解説を作成する必要も出てきます(特に、雇用関連など法律に疎い方向けの書類の場合)。日本語でも理解しがたい表現・言い回しの文書を英訳するためには、法律関連の英語表現を熟知していること、そして分かりづらい言葉を言い換えるスキルが必要になります。素人が作成した文書は、直訳が多くなってしまうため単語数が増え、非常に読みづらいものとなってしまいますが、プロの翻訳者が作業した文書はより少ない単語数でスマートに表現されています。
海外での業務をスムーズに進めたいのであれば、契約書の翻訳はアウトソーシングを検討しましょう。
契約書の翻訳にかかる価格
英→日(1単語あたり) | 日→英(1文字あたり) | |
---|---|---|
A社 | 22.5円~(バランス翻訳) | 16.2円~(バランス翻訳) |
B社 | 10円~ | 10円~ |
C社 | 28円~ | 14円~ |
このサイトで紹介している会社の単価を一例として掲載をしています。(2021年12月時点の情報)
契約書の翻訳業者を選ぶ際の注意点
契約書を翻訳するにあたり、重視すべきポイントは「法律書類作成経験」、つまり実績です。契約書は、業務の範囲を決めるだけでなく、トラブルが起こった際にも重要なカギとなる書類。海外で業務をする場合、契約書の内容がきちんとしていないと、そこを逆手に取られてしまい勝てるはずの裁判で負けてしまうケースなどが考えられます。
法律関連の書類を多数作成してきた翻訳会社であれば、文面から考えられるリスクを想定し、契約書の文章できちんとカバーできるように内容を構成してくれます。これは素人の翻訳技術では到底できないものです。
また、海外の会社と業務提携等をする場合、契約書の準備が遅くなればなるほどスタートで躓き、その後の良い関係が築きにくくなります。業務に支障をきたさないためにも、契約書はスマートな文面をサクッと用意すべき。そのためには、翻訳スピードの早さも重要となります。
契約書の翻訳に専門性が必要な理由
日本では「暗黙の了解」「常識」などで片付けられていたことも、ビジネス習慣が異なる外国のビジネスパートナーと仕事をする上では、思わぬ認識の違いなどが生じることが多々あります。
共にビジネスを行う上で、どんなルールで進めて行くのか。万が一のトラブルやリスクが生じた場合の責任はどう扱うのかなど、契約書はビジネスの要となる文書です。使用する文言の扱い・理解が間違ってしまえば、深刻なビジネスの足かせになってしまうこともあるのです。
契約書には、秘密保持契約、売買契約、販売店契約、技術提携契約、ライセンス契約、雇用契約など様々な種類があります。
正確性だけでなく、それぞれの分野で、国際標準に合わせた翻訳ができるかどうかが契約書翻訳の成功の決め手となります。
また、契約書は機密文書となりますので、文書の取り扱いに関してもきちんとしている企業を選ぶことが大切です。価格だけでなく、ビジネスのキモとなる契約書は翻訳会社のスキル・対応力・バックボーンなども、慎重に検討する必要があることがおわかりになるのではないでしょうか?
専門性のないところに依頼した失敗例と成功例
- 翻訳に時間がかかりビジネスチャンスを逃してしまった
- 契約書に曖昧な部分があり、訴訟に持ち込まれてしまった
- 商習慣が異なるため、日本語の契約書を単に翻訳するだけでは不十分だった
- 権利・義務関係が曖昧で交渉が長期化、もしくは大幅な修正を求められてしまった
- 誤訳・訳漏れがあり大きな損失を出してしまった
契約書を翻訳する上では、それぞれの契約書の内容・特徴を理解していることは当然。また、相手企業の国の法律や慣習を理解した経験豊富な翻訳会社を選ぶことで、後々のトラブル回避にも繋がります。
専門性のあるところに依頼した成功例:
- 国際取引の知識を持った翻訳者が入ったため、リスクを回避できた
- セキュリティ対策もしっかりしていたため、安心して依頼できた
実際の事例
販売店契約を締結したA社の場合
海外で自社商品を販売する際に、販売店契約を締結するため、契約書を作成。販売代金の改修責任を販売店にあると明確に記載した上で、販売手数料をどうやりとりするのか、再販価格などの設定・調整はどう協議するかを明確に記載。
スムーズに海外展開ができただけでなく、リスク負担を明確にしたことで、先方からも信頼できるビジネスパートナーと思ってもらえた。
<保存版>翻訳会社の正しい選び方
~3つのポイントを伝授~を読む
3社の料金を徹底比較